東風解凍 -はるかぜこおりをとく

東風=春風が冬の間に張り詰めた氷を溶かし始める頃。

東風はこちとも読みますね。

 蒲郡の八剱神社の境内にある、天満宮。 天神さんといえば、梅の花。 

こちと聞くと、菅原道真さまが詠んだ歌を思い出すのです。 

「東風吹かば匂いおこせよ梅の花 主人なしとて春を忘るな」

 道真さまが太宰府に行く前に読んだとされる歌。 ちょっと切なくなっちゃう歌ですよね。

私の育った秋田県仙北市田沢湖の生保内地区辺りでは、東風を生保内東風(おぼないだし)と読んで、特に大切に思ってたりします。

 奥羽山脈から吹き下ろす風で、春には雪解けを、夏には病害虫を避け、秋には稲の乾燥を助けたりと、たくさんの実りを与えてくれることから、宝風と呼ばれてます。 

自然にたくさん助けてもらって生かされてるんだなと、自然多い地元を離れてから、実感することが多くなった気がします。

暮らすということ 生きるということ

日々の移り変わりをしっかり感じて、毎日を大切に生きる。そんなことを綴っていけたらと思います。

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